物件選びで重視していたのは、宮崎市中心地まで離れすぎない立地で、小さなお子様が体全体で声を発する事のできるのびのびとした環境と、程良い自然が周囲にある事。

ご希望をお伺いしたタイミングで偶然に出てきたのは、街まで程良い近さにありながら隣地は田畑、敷地も約100坪あり、建物の状態も良しという福島町にある物件。1件目のご内覧でご購入頂き、お客様が職人という仕事柄、自ら改装されるとの事でしたので簡単なプランと方向性だけを一緒に決め、解体しながらほぼ現場で思いついた案を採用する事にしました。

2階部分は既存間取をそのまま利用してコストダウンを図り、1階の壁で区切られていたリビング、ダイニング部分を開放感あるリビングダイニングに変更、サニタリースペースとリビングは程良くつながるように意識して1階を中心に家族が快適に集まりやすい空間を作り上げました。

施工を進める過程で、気の置けないメンバーだからこその、忌憚のない意見を互いに交わせる環境だった現場。

自らの暮らしを自らと仲間たちで作り上げる、どことなく懐かしさを感じる素敵な光景の中で作り上げられた空間です。