新築も含めてご検討中だったI様ご家族が、将来的な資産性とご予算のバランスを考えお選びになられた物件は、宮崎市西部高台の100坪を超える広い敷地と築39年の建物。元のオーナー様が適切にメンテナンスされてその築年数を感じさせず、当時のモダン性が随所に見られる建物でした。

改修工事の内容を考えていく段階から、「祖母といつか一緒に暮らせるように」「友人が来た時の為に」･･･お客様の口から自然に漏れるこれらの言葉。元々クローズドタイプだったキッチンは、ご友人達と会話できるようにリビングへ配置し、部屋の広さも確保する為に壁付キッチンへしたりと、工事をする上で大きなポイントになりました。

雰囲気のあった建具は極力残し、金具交換や塗装直しを行い、これまでの空間に少し色を足してあげるような改修を実施。

元のオーナー様がこの建物を大切にしてこられ、I様ご家族が受け継いでゆく、この連綿とした時間の繋がりと、I様ご家族が大切にされる人との繋がりがうまくリンクしていけば、こんなに嬉しい事は無いと思います。