ご家族のご事情で県外に行かれる可能性もあった事から、将来の売却も念頭に置きながら、立地・築年数・価格のバランスを踏まえて当該マンションをご紹介させて頂きました。

建物は、宮崎の代表的景観である大淀川、双石山等の青々しい山々の景観に包まれています。この二つの景観、行き来する風や光という豊かさを暮らしに取り入れる為、南側のリビングから北側の洋室までの各居室を、引戸を使って程良く開放できる間取りをご提案。

また、奥様が本好きで容量の多い本棚をご希望されていた事、慢性的なマンション特有の収納不足を踏まえ、東壁一面に壁面収納棚を設け、逆に内側の空間、廊下等を広く取り、お子様が小さなうちは自由に回遊し、少し大きくなったら廊下に椅子を置いて本を読んだり、そんな風景をイメージしながら収納と空間を作っていきました。

都市的な住まいとしてのマンションながら、自然を身近に感じる事のできる空間が、ご夫婦の日常に、お子様の記憶に残して欲しいと願っています。